消費者金融の過払い金返還相談2倍に

先月末に会社更生法の申請をして破綻した大手消費者金融の武富士が、過払い金の返還請求に対し、約9割程度しか支払えないなどの問題を受けて、利用者が武富士以外の消費者金融にも過払い金請求をしていることが明らかになりました。

また、過払い金絡みの相談が武富士破綻前と破綻後でおよそ2倍になったと調査結果を発表しました。

これまで過払い金の返還請求について関心の無かった方も、連日の報道などにより、「もしかしたら返還金があるかもしれない」「今請求しないと、返ってこなくなるかもしれない」という懸念などから、一度に相談件数が増えた格好となっています。

過払い金ビジネスについては、一部の弁護士による二次被害とも言えるほどの高い報酬・事務員が応対して弁護士は名義貸しするのみ・ 提訴一切せずに和解しかしない方針などなど、度重なる日弁連からの指導でも改善しきれていない状況です。

信頼できる弁護士に依頼できるよう、複数の事務所に相談をしたほうが良さそうです。

金融庁は15日、大手消費者金融の武富士が経営破綻した後、他の大手消費者金融では、利用者が払いすぎた利息を取り戻せる「過払い利息」の返還請求の相談件数が破綻前に比べ倍増した、との調査結果を発表した。調査結果は同日、金融庁が開いた、改正貸金業法に関する関係団体からの意見聴取の場で報告された。過払い利息は、過去に利息制限法(借入金額をもとに年15~20%)を超える金利で借りていた利用者が返還を請求できる。

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