アーカイブ: 2010年10月20日

プロミス支援を意思表示

株価の急激な低迷が進んでいる消費者金融業界ですが、20日のプロミスの株価が8営業日ぶりに大幅反発し、429円で終えました。

19日に同社筆頭株主の三井住友銀行頭取が支援方針を強調したため、経営や業績の先行きに対する過度の警戒が後退したことが急激な反発の背景となったようです。

市場への好材料となったのか、つられて同消費者金融のアイフルの株価も前日比+3円で終えており、大手消費者金融で20日株価を下げたのはアコムだけとなりました。

またそのアコムにしても、連日の大幅な値下げに比べれば、前日比-12円と下げ幅は限定的で、CDS値は依然高いままですが一段落した感があります。

なお、仮に大手消費者金融全社が破綻した場合、連鎖的に破綻する可能性がある中小規模の事業者などの存在もあります。

金融市場だけの混乱では収まらない可能性もありますので、安定基調への転換が望まれているようです。

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三井住友銀頭取で、全国銀行協会の奥正之会長は19日の定例会見で、貸金業規制の強化などで業績が悪化している同行傘下のプロミスについて、「持ち分法適用会社で社長も送っている。しっかりと支えてきているし、今後もその方針に変わりはない」と述べた。

9月下旬の同業武富士の経営破たんを受け、消費者金融各社の過払い金返還負担に対する懸念が拡大。プロミス株は19日の取引で一時357円と、連日で上場来安値を更新していた。同社の2010年4-6月(第1四半期)業績は、42億円の最終赤字。