消費者金融大手:最終損益赤字。2010年4~9月期連結決算

消費者金融大手3社(アコム、プロミス、アイフル)の2010年4~9月期連結決算が11日出そろいました。それによると、アコムとプロミス2社の最終損益が赤字になった模様です。

収益の減少は過払い金返還によるものが多く、元消費者金融大手の武富士も過払い金返還により破綻したと言われています。

では武富士破綻の影響は各社にどのように出ているのでしょうか?

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武富士が破綻した影響で、過払い金返還請求や取引履歴の開示請求が増加しその対応に追われるなど、各社への影響は大きいとされています。

また、アコムが9日発表した連結最終損益は438億円の赤字(前年同期は24億円の黒字)で、過払い金の返還請求に備えた引当金を684億円積み、5月上旬の黒字予想が一転して大幅赤字になりました。

プロミスも大幅なリストラに関する特別損失を92億円計上し、最終損益は33億円の赤字となっています。

また、プロミスは本社ビルの売却が14日付けで確定し、差益の301億円を特別利益として計上する見込みと報道されている他、武富士が国税庁へ過去グレーゾーン金利で得た収益を元に納税した法人税の還付を求めており、各消費者金融の利用者や過払い金返還請求を求める債務者は、消費者金融の動向に注目を余儀なくされそうです。

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