武富士の過払い金返還請求受付締切で飛び火はあるか？
会社更生法の手続き中の消費者金融の武富士が、今月末で過払い金返還請求の受付を締め切ります。
当初、２８日までの必着となっていた債権届出手続きの送付受付も、２８日までにコールセンターかインターネット上で申込み、届いた書類を２週間以内に返送すれば期限内に届け出が受理されたものとする、と変更されました。
ここにきて、電話が繋がりにくいほど問い合わせが急増していることがうかがえます。
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業績は好調にもかかわらず、傘下に消費者金融を抱えるメガバンクの視界がスッキリと晴れないのは、こうした武富士破綻をきっかけに、消費者金融に対する過払い利息の返還請求件数が再び増加傾向にあるからのようです。
法的処理手続きによって返還額がカットされる武富士への過払い金請求だけで無く、武富士との顧客が２～３割ほど重複していると言われるアコムやプロミス、アイフルなどの消費者金融へも同様に請求を出すケースがあり、各社は過払い利息の返還負担を余儀なくされている状況です。
想定以上に返還負担が増えれば、メガバンク側が傘下の消費者金融へ資本支援や人的支援を検討する可能性もあります。
締め切りが迫る武富士への過払い金返還請求でどこまで飛び火するのか。市場関係者だけで無く注目を集めています。
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