アーカイブ: 2011年1月31日

アコムの株価が好調。東証1部の値上がり率トップに

21日消費者金融大手のアコムの株価が一段高。1600円にタッチし前日比+32円の1493円、3日続伸で終えました。

この背景には、一部で三菱UFJFGの永易社長が「国内では消費者金融アコムへの追加支援を示唆した」ことが伝えられたことで買いが優勢となった模様です。

同社長はカード事業なども含め「追加の資本支援は『必要ならやる。3月に一定の結論を出したい』」と発言したと伝えられており、過払い金問題や総量規制と言った貸金業界への逆風を払拭させるかのようなイメージが先行したようです。

同業他社のプロミスもカーコンビニ倶楽部の全株式を売却し、消費者金融事業に集約するなどの発表もあり、再編成が好感され株価もゆるやかに伸びています。

しかし、2月末日まで経営破綻した武富士の過払い金返還請求の受付が続き、駆け込みで請求数が伸びるとの懸念もあります。

アコムは、今月S&Pによる格下げが発表されましたが、昨年11月に野村証券が消費者金融セクターについて投資判断を引き上げ、アコムなどのレーティングを「2」から「1」引き上げたと伝えました。

アコムが東証1部の値上がり率トップ、三菱UFJFG社長が支援を示唆