銀行が無担保ローンを展開中

銀行が消費者金融に変わって、個人向け無担保ローンを大々的にアピールしています。

銀行が融資を行うカードローンという事で人気が出ていますが、こうしたサービスの急速な展開はどのような背景があるのでしょうか。

間違った銀行カードローンを選んでしまわないように、いま貸金市場で何が起きているのか調べてみましょう。

今年6月に完全施行された改正貸金業法により、個人向け無担保ローンの上限金利が15%に引き下げられました。

これにより、収益が悪化、もしくは貸し倒れのリスクを考えた貸金業者が新規の貸付を停止、もしくは破綻しています。

金融庁は、経営難に陥ると予想されていた貸金業者の変わりに銀行へ個人向け無担保ローン商品の展開を示唆していましたが、銀行には審査ノウハウも回収ノウハウもなかった為、「銀行に無担保ローンを展開しろというのはまた別の話」と銀行筋からも異論が出ていました。

しかし、借入額の総額が年収の三分の一までに制限される総量規制の導入により、貸金業者が融資したくても出来ない状況が浮き彫りになると、銀行の無担保ローンサービスが増加。

背景として、銀行の無担保ローンであれば総量規制に引っかからないという理由があります。

しかし、前述の通り銀行は無担保ローンの与信ノウハウと回収ノウハウを持たない為、今後貸し倒れ等の問題が増加しないか懸念されています。

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